プロが語る/My TREHA®

プロフィール

西川功晃 サ・マーシュ(神戸・北野)
西川功晃
サ・マーシュ(神戸・北野)
2014年・2018年取材

西川功晃氏によるレシピは、会員ページ内「トレハ®レシピ集-パン-応用編」に掲載しています。

トレハ®使用歴

2002年頃から使い始めました。2009年にはトレハ®を使ったパン講習会の講師も務めました。

使い始めたきっかけ

林原(現ナガセヴィータ株式会社)から直接紹介を受けて使い始めました。

どのように使っているか、また気に入っている機能について教えてください。

一番気に入っているのは保湿性です。しっとりした状態を保てる保湿性に一番魅力を感じています。トレハ®を入れると生地の形成が遅れてしまうという現象が見られますが、もともと僕のパンは初期加水が多くミキシングが長いので気になった事はありません。
トレハ®は、パン・ドミ、パネトーネなどに使っていますが、特にもともと加糖率が高くて日持ちをさせたいパンには効果をはっきり実感することができます。他にも卵のくさみをマスキングする効果も感じており、ブリオッシュやパン・ペルデュなどの卵をたくさん使用するメニューにも重宝しています。

また最近は水溶性食物繊維のファイバリクサ®も使っています。これまで美味しいパンを作るということは追求してきましたが、病院の先生のお話で糖尿病患者様の話を聞き、美味しいだけじゃだめな世界があるということを知りました。そういうときにファイバリクサ®を紹介してもらい、ファイバリクサ®を使って食事パンの開発を行いました。今では店舗でも人気メニューとなり、近くのレストランにも卸しているんですよ。

トレハ®を使うことによるメリットを教えてください。

僕は食事パンには使っていないけれど、今後製品冷凍パンの普及を考えていく上で、無くてはならない素材だと思っています。現在は宅配便で送る必要がある時だけ製品冷凍して送り、自然解凍してもらっていますが、解凍後のしとり感については評価してもらっています。まだまだ製品冷凍への理解は無いと思いますが、製品冷凍を用いる事で、販売範囲が広がるだけでなく、製品ロスも減りますし、お客様が好きな時に解凍して食べる事ができる。お店にとってもお客様にとっても合理的だと思います。この冷凍下での状態維持にはトレハ®は無くてはならないものです。 今後、パンの製品冷凍でトレハ®が大きな力を発揮してくれると期待しています。